冷たい彼-初恋が終わるとき-

花霞side




私には好きな人がいる。


癖のある茶髪。
猫目を隠す眼鏡。
そこにいるだけで場が和む明るさ。
そして眩い笑顔。
彼はまるで、太陽。


どれもがどれも私には輝いて見えた。それはただのクラスメイトだからじゃなくて私が彼を、好きだから。


私は、彼に恋をしていた。


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