ハウ・トゥー・GET・ザ・チョッコレイト☆
でも、それって・・・
「つまりは、義理チョコならぬ、義理花なんてものはないってことだよな?」
「ソウデス!義理ト人情ノ欠片モアリマセーン!ドーン!!」
そうなると、日本人でよかったなと本気で思う。
「アッレレェー?日本ハ違ウデスカ?」
佳祐は、ハンスに日本のバレンタインデーを説明した。
「ナルホド!ソレハ、ヨゴザンスネ!」
どうやら伝わったようだ。
「まあ、それにしても元気の言う通りだよな。まだ、バレンタインデーは始まってないし、今から逆転満塁サヨナラホームランだってあるよな!」
佳祐の言う通りだ。
俺も何のために6000円も払って福山雅治にしてもらったのかわからない。
ここは、バレンタインデーになんとかチョッコレイトをゲットしないと、元が取れない。
やるか。
「・・・お前ら、チョッコレイトが欲しいか?」
他の3人が頷く。
みんな気持ちは同じようだ。
「よし、それじゃあ、チョッコレイト☆ゲット作戦を実行しようじゃないか!」
「「「オー!!」」」
こうして、俺達の14日間の戦いが始まった。