Dream。~君と私の応援歌~


「……あれ?そいつ」


長椅子に座っていた高峯くんが、私の隣に立つ信太をみた。


「星蘭の……。何しにきたんだ?」


喧嘩腰の夏樹くんが信太を睨む。


「実は……信太が」


そのとき。丁度、湊くんの病室のドアが開いた。


笛吹先生が出てきて、私たちに微笑む。


「検査は終わりました。中にどうぞ」


そう言われ、みんなが一斉に病室の中に入っていく。

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