Dream。~君と私の応援歌~


「うわっ!なんでみんな一斉に……!!」


ベッドから体を起こしている湊くんが眉をひそめた。


湊くんだ!いつもの……湊くん!


私は涙を流しながら、湊くんに抱きついた。


「おい、雫っ……」


「よかった!!湊くんが無事で……本当に」


泣きじゃくる私の背中を、湊くんが優しく撫でてくれる。


「ごめん。……心配かけたな」


その言葉にフルフルと首を横に振る。


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