元カレ




話し込んでるうちに、辺りは薄暗くなろうとしていた。



「ごめんね、こんな時間まで……」


「いいんだって。久々に会えて、話せてよかった。ってか玲奈ちゃん、謝り過ぎ」



でも、よかった。
こうして久々に村田くんに会えて。


村田くんのおかげで少し元気が出たし、少し心強くなった。



「家まで送るよ、玲奈ちゃん」


「えっ!いいよー!そこまで迷惑は」


「なーに言ってんの!ここは大人しく僕に送られてよ。ストーカーに遭ってるなら、尚更だよ」


確かに……。



お言葉に甘えて、村田くんに送ってもらった。



< 101 / 230 >

この作品をシェア

pagetop