待てば叶う

 うちの両親は6年前に離婚した。理由は、父親の勝手な行動。

 騒動の原因は職業。

 うちの両親達は教師同士で同じ学校で働いていて知り合ったらしい。

 母親は公務員だから普通に暮らしていけるほどの余裕はあるなと思い経済力の面で惚れた。

 らしい。母親は結婚後に私を妊娠して教師をやめ、専業主婦となる決心をしたらしい。

 母親いわく公務員は、定年や自分が望んだり国が滅ばない以外失業しないと思って安心

 していたらしい。

 そして、月日が経ち私は産まれた。時間はどんどん過ぎていった。

 1秒1分1時間1日1年と、地道にちゃくちゃくと。

 そして、14歳の私の誕生日の日。

 事件は起こった。

 「あーついに14歳の誕生日だね。おめでとう。」

 「ありがとう、お母さん。毎年言ってるけど産んでくれて嬉しい。」

 「照れること言わないでよ。まったく。」

 「え、何。お母さん泣いてるの?」

 「泣いてないわよ。」

 そう否定しながらもお母さんは数秒前までは何ともなかった目に泪が浮かび上がってきて

 瞳がいつも以上に輝いていた。

 あと少し下を向いたらもうこぼれてしまいそうぐらいに。

 「こっちまで、貰い泣きしそうになるからやめてよ。」

 「何がよっ・・・。」

 「うわー泣き目してるー。」

 「大人をからかうんじゃないわよー。」

 「はいはい。」

 そんななごりムードに父親の声がいきなり飛び出してきた。

 「まぁ、本当におめでとう。それと後二人に報告があるんだ。」

 「何、お父さん?」

 「どうしたの、貴方改まった表情して。」

 「実はお父さんな今日教師やめたんだよ。」

 「何て言ったの?あなた。教師をやめた?・・・。あぁサプライズドッキリなの?」

 「何よー、ビックリするじゃないの・・・。」

 「そうだよ。お父さんビックリしちゃうよ。」
 
 「嘘じゃないんだ、本当にやめたんだ。」
 
 「今日、辞表を出してきた。」
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