遊園地は眠らない
行くしかないか…。

大きく息を吐くと、私も歩き出した。




入場ゲートにはスタッフらしき姿はなかった。

開いているのでそのまま入場する。

無料開放デーというのも、あながちウソではないのかも。

夜間営業をしていなかった遊園地だからか、照明を全部つけているのだろうがどこか薄暗い。

萌絵が不安そうに見回しながら、
「こんな暗いならさ、昼間招待してくれればいいのにね」
とつぶやくように言った。

彼女だけは教室でもたまに私に声をかけてくれた。

< 29 / 351 >

この作品をシェア

pagetop