Sweet†honey
ぴゅう――――

二月の夜風は、冷たくて切りつけるように痛い。
パァッと飲みに行こうかなんてうきうきして、気合い入れた生足に風が突き刺さるみたいだよ。



ダウンジャケットのジッパー全開にして、ブラックのロングブーツの10センチヒールに、ミニスカートと、胸元が大きく開いたニット姿が、コンビニのガラスに映ってんの。



・・・・どうしようどうしようどうしよう
なんで?!なんで?!なんで入金されてないの?!
昼にははいってるって、昨日電話で言ったじゃん!!


血の気がひいてく。



コンビニの駐車場には数台の車が停車してて、その車を縫うように歩きながら、鞄に財布を沈めて、スマホを取り出した。
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