やっと捕まえた。
窓辺で夜景を見つめていると、
直人に後ろから抱きしめられた。
首筋に
キスが降る。

私の身体から
バスローブがハラリと床に落ちた
露わになる身体
ベットに下ろされ
上から、ゆっくりと愛撫していく。
胸の頂きを舌先が舐めとる。
浮き上がる身体。
「あ〜ん」あやしくうねる身体。
両手で膨らみを揉み、
甘い刺激が走る。

ウエストから内腿へ舌先がおりてゆく
開かれた秘所に溢れ出す水を
すくい取り

「葵のここ濡れて凄いよ。俺ので
いじめたい。」
「ねぇ〜。もう…。」
「欲しい?」コクンと頷く。
「もう…要らないよな?」
「避妊…。」「でも…。」
「何も無しで、愛したいんだ。葵…。」
「愛して、そのままの直人で…。」
流れるように

俺は、
熱くなる秘所に深く深く
沈んだ。
シーツを乱し、激しく動く身体に
応えるように
熱く吐精させた。
熱を冷ますように、だきしめながら

「甘い時間もまだ欲しいけど、
子供を抱く葵も見たい。」
「子供が生まれても、愛してくれる?」
「たくさん、愛してやる。もちろん、未来の子供もね」

「そうなる日、いつかなぁ?」
「そう遠くない未来かもな」
直人が微笑んだ。

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