やっと捕まえた。

守るための手段

直人は、最近とっても忙しい。

副社長という立場になり、取り引き先の
方とのお付き合いで、午前様。


身体の事が心配で、私にしてあげられる事それは、食事くらい。


野菜をたくさん使ったお料理を
考えては、
食べてもらった。

「直人?あまり無理しないでね。」
「もう少しなんだ。だから…。」
ソファーに座ったまま眠ってしまった。
身体をゆっくり倒して
ブランケットをそっと掛けて。
「おやすみ。」


キッチンの灯りに気がつき、目が覚めた

眠ってしまったようだ。

テーブルに手紙。
「お仕事大変なんだとおもいます。でも
きちんと、休息をとって下さい。
お腹すいたら、食べてね。葵」


「葵…。ありがとう。」
きっと、凄く心配してるんだろうなぁ
ごめん。
後で少しなんだ。俺は、心の中で
気合を入れた。

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