やっと捕まえた。

直人の裏切り?

直人の仕事も落ち着いたみたい。
厳しい顔も少し減ってきたのかな?


久しぶりに、早い時間に帰宅できる。
碧に連絡した。

「おれ!碧?真美は?」
「私の前に、真美…。一人遊びしてるよ
いま、お夕飯の支度中なの。何?
用がないなら切るね。」プー、プー。

「なんだよ❗️早く帰るって連絡したら
喜ぶと思ったのに!」
イライラした俺は、
達也の店に向かった。

「達也!飲ませろ!」
「なんだよ!荒れてんな〜!碧とケンカしたのか?」
「いや…。話の途中で電話切られた。」

「気に障ること言ってんじゃないか?」
「俺は何も、」

それから、軽く食事をして、酒を飲んで
気分良く店を出た。
タクシーを捕まえようと、
大通りまで出る、
クラクションが鳴り
車の窓が開いた。
「直人?なに?悪酔い?」
「お前?誰?」
「ひど〜い!リカ!」
「あ〜。お前…高校のときの…。」
「この前も会ったじゃない‼︎」
「覚えてねぇ〜!」
「そんなのんで危ないから、乗って!」

車に乗せられ

気が付くと知らない部屋?

ふらっと起き
隣りを見る。

「起きたの?」
「俺?なんでここに?」
「嫌だ。覚えてないの?あんなに激しかったのに。」寄り添ってくるリカ。
「悪い!覚えてない!!帰る‼︎」

「ちょっと、連絡してね。自宅には電話したから!」
何か言ってる俺の耳には入らない。
「ふざけるな!俺は、何もしてない!」
勢いよく部屋を出た。
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