あの丘の上の公園で
指定されたクラスに入り、席に着く。
幸いな事に窓際の一番端っこの席だった。
これで退屈な授業も、外を眺めていれば少しはマシになりそうだな、なんて思っている自分は冷めた人間だとつくづく思う。
もう熱くなることはないんだろう。
このまま冷めきった人間になるんだろう。
まるで感情を無くしたサイボーグと一緒じゃないか。
でも彼女と出会って、熱くなることを知り、こんなにも愛おしいと思える感情があることを知った。