救世主になってみた



『神さまがなさることなので意味は必ずあるのです、巻き込まれた人にはサポートをするように付き人を付けます』


「アドバイスはくれるってか?でも別世界だろ?生き残るだけでも俺にはきっと難しいぞ?」


なんたってゆとり世代の平和主義日本人だ。


ミカエルは微笑んだ。


『転生者にはもれなく次の世界を楽しんでいただけるオプションがいくつかございます、地球に居たときとはかなり違う世界なので…』


「チート能力ってやつかな?…俺的には平和にノンビリ生きていけたらいいんだけど…」


多くは望まない。


求めすぎる欲望は身を滅ぼす。


俺はそれを知っている。



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