もう人気者には恋をしない
 ひゃっ……中はヒンヤリしてる。気温まで演出してるなんて……
 見渡すと、セットもかなり本格的。
 これって、遊園地のお化け屋敷並みじゃない?

 そういえば、作るの大変だったって、相葉君が言ってた。だけど、こんなに気合い入れて作らなくても良かったんじゃ……


 ガコーーン!!


「!!きゃああああっ!!」


 びっ……ビックリした……急に生首がいっぱい降ってきた。あ、よく見たらサッカーボールで出来てる。

 生首達は、私の頭の上で止まり、ぶらぶらと揺れている。ぶっ、不気味すぎる……


「映見ちゃん、大丈夫だよ♪ただの生首だよー」


 後藤先輩演じるクマさんは、笑いながら言った。


「生首だから怖いんじゃないですか!」

「そうか、アハハ♪」

「アハハじゃないですよーもう……」


 バァーーン!!


「!!きゃああああっ!!」

「映見ちゃん、大丈夫だよ♪ただのピアノの音だよー」


 もういや……私、腰が抜けそう。
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