死神シシのお仕事事情~愛と命と死~
「知ってるよ。ぼくのランドセルに、なにかあること。もらってすぐ1週間取り上げられるなんておかしいもん。」


ここは長荒家の一室。

まさかこの秘密事項がバレバレなんて…。


「おひなちゃん、どうかな?」

「それなら、天明道家に伝えましたよ。」

有名な神仕えの一族である、この御一家も、私たち程にお金はあるらしいので、やはり、あの女の逃げ場はないでしょう。

「ヤシロ、明日朝刊、または夜のテレビのニュース見てね。」

「かしこまりました。」

天明道家は、おひな様を一日預かることをお許しになされた。
さて、お坊ちゃまの任務を再開しましょう。
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