ミャウミャウにキスを。
「ただいまぁ、おーい、白猫。帰ったぞ。」

正史の声で、目が覚めた。
正史、お帰りなさい。
ミャウ〜。

「お土産だぞ〜。ほら、お前のご飯。それから、トイレ。トイレの砂。」

正史が私の前にドンドン並べる。

「ほら、おもちゃだぞ。」

ネズミのおもちゃを置く〜。

「オシッコしたな〜。新聞紙の上にキチンとしたか。偉いなお前。」

正史が、私のトイレの始末をする。
イヤだ、恥ずかしい〜。

「今日からこのトイレにするんだぞ。分かったな。」

私をトイレに入れてみる。
イヤだ、猫用のトイレ〜。
しょうがないか。

「お前のご飯。さぁ、どうぞ。」

カリカリのキャットフードを猫の柄のお皿に開けた。
そして、別の皿にミルクを注いだ。

わぁ、キャットフードだ。
どうしよう。

正史が私をお皿の方にヨイショっと、
連れて来る。

「おいしいぞ〜。」

クンクン。
魚を練ったような匂い。
これを食べるの?
私は、正史を見上げた。
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