光の世界の住人

 「…もしかして、触れるのとか苦手なの?」




 「ごめんなさい…」




 「そっか、そうだったのか!わかった、これから気を付けるからね」





 なんという罪悪感。


 そして、潤くんと言う人はどこまでいい人なのだろう。


 モテるんだろうな。


 私とは絶対別世界の人なんだろうな。





 「ほら。はやく教室行こ」




 「あ、うんっ」





 こういう人に生まれたかった。



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