大切な人だょ
あたしは驚きすぎて言葉を失った…
それと同時に相手は話しはじめた


『私は相澤慎(あいざわしん)と申します
急に言ってすいません
驚くのも無理ありません…が…話しを聞いて下さい』

『私はある会社の社長をしていました…が…一つの失敗で会社はすべてが崩れてしまい妻と話し合い会社をやめる事になりました
それは幼い莉緒が三歳になるころの出来事です
私たち夫婦はあなたを育てる事ができる余裕はまったくありませんでした。なので今のあなたの父親正(ただし)に預ける事にしたのです』

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