一夜の過ち・・・からの恋
あたしと勝也は
ちょうど一年前のこと
友人のまた友人の・・・
という関係で知り合った。
勝也はグループの中でも
カッコいい方で
あたしは『いいな』と思ってても
付き合えるとか思ってなかった。
しかしその勝也の方から
「ずっと気になってたんだけど
付き合ってもらえないかな?」
と 告白されたのだ。
・・・なんであたし?・・・
そう・・・あたしのグループの子は
可愛い子ばかり。
それなのに
その中でもあまり目立たないあたし?
「なんでって・・・
好きだからに決まってるじゃん」
うそ・・・。
「誰かと間違ってんじゃないの?
あり得ないよ」
そう・・・勝也は女の子に人気あるし
「間違えて告白する方があり得なくない?」
「あ・・・
罰ゲームとかだったら
お断りだからね
そのためのターゲットになるのは
お断りだから」
「はぁ・・・あ
どうしたら信じてくれるかな?」
ため息を付きその顔は
いつものふざけた様子はなく
真剣だった。
「・・・ホントなの?」
「何回言えば済むのかな?
オレの心臓めっちゃ鼓動早いよ?
ほら」
自分の心臓にあたしの手を取り近づけた。