天使の名を持つ少女
「あ?なんだてめぇは?おい、まだ生き残りがいたぞ。丁重に遊んでやれ。」


アールの周りに漠賊が集まった。


「どけえぇぇっ!」


瞬間、砂嵐のような竜巻が発生し、漠賊たちを怯ませた。


刹那、アールの一角獣が吼え、30人近くいた漠賊の全身を切り裂いた。

唯一竜巻の射程外にいたシェイトだけが、その一瞬の生き残りだった。


「なっ…風…!?絶滅種の…ウィンド・ミカエル…!?」


完全にキレたアールは、鋭い眼光でシェイトを睨んだ。


「はっ!所詮最強の天使といえど、こっちには人質がいるんだ!」


ソラの首元にレールガンの銃口を押しつけた。


「くっ…」


「くくく…さぁ、剣を捨てて後ろを向くんだ…」


「アール兄ちゃん…」


「……………」


ドサッ、クル…


「ヒャハハハハッ!死ねぇ!」


ドウンッ!


「アール兄ちゃん!」


ブオオッ!


「!?」


心臓を狙って撃ったレールガンは、アールに当たる直前で突風が吹き、弾道が逸れた。


「悪いな、この力は半分自動的に発動するんだ。例え俺が寝ていても、レールガンじゃ俺は殺せない…」


「くそっ!なら、その剣で自分の喉を斬れ!じゃねぇと、このアクア・ラミエルを殺すぞ!」


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