【完】翼龍 ヨクリュウ ~あたしとクールで腹黒な総長と~

直×美紀×称

短編1

直(なお)×美紀(みき)×称(しょう)


直Side


「なーお!

何してんの?

おいてくよ」

幼なじみの美紀が、声をかけてくる。

いつもと、変わらない。

夕方の、帰路。



いつもと違うのは、あいつの隣が俺ではなくなったことだ。

俺は、並んで歩く二人の後ろに着く

俺はずっと美紀が、好きだった。

でも、幼なじみの関係を壊したくなくて


他の女と付き合っていた。


でも、それがこんな形で後悔するなんてな。

俺のいた場所には称がおさまっている。


今日から付き合うことにしたらしい。


意気地がなくて、後悔だらけで、

俺ってカッコ悪いよな。


そう思いつつ、こんな気分のときにしては

綺麗過ぎる


晴天の空を見上げた。






って、素直 って意味じゃねぇのかよ。

逆だよ。ばーか。





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