大好きだよ?お兄ちゃん
「素…!?」

するとお姉さんは呆れたように

「はーぁ いくら見た目良くても中身がこれじゃー」

「っざけんな!!姉貴の口癖がうつっただけだし!!うち関係ないよ!? 杏ちゃん!!」


それから言い争いが始まった。







「ごめんね…杏ちゃん…黙ってるつもり無かったんだけどさ」

タイミングがさ、と言い顔をうつ伏せる姫美ちゃん。

でも…

「私は姫美ちゃんの言葉が好きになったんじゃないよ? 姫美ちゃんの性格が好きになったんだよ!」

「杏ちゃん…」

そこから二人の号泣大会が開幕…。





「話戻すけど、杏ちゃんさ、そのお兄さんと血繋がってるんだよね?」

ティーカップから口を離す

「うん…」
美味しい紅茶。でも今はあまり味を感じない…。朝ごはんも喉に通らなかったし…。

「そっか…じゃあ結婚とかは…できないね…。」
「うん…。」

< 28 / 133 >

この作品をシェア

pagetop