大好きだよ?お兄ちゃん
「話戻すけど…お前は反対しないのか?妹ラブなんて…キモくねぇか?」
自分でも思う。キモいって。
でも…
「人には人の考えがあるわよ。そこは邪魔なんかしないわよっ☆」
ウィンクばちーん。
残念だが心には響かない。
「…北条はどうなの?」
北条には好きな人がいる。北条の家の執事サンで歳は今23歳。 網走さんと言うらしい。
「別に…直哉と同じ感じよ…話すときは話すし…まぁコクってはないけどさ。」
少し北条の雰囲気が冷たくなった。
歳だって8歳も離れてるし、第一身分が違う。
網走さんは執事、北条はお嬢サマだ。
こんなヤツでも一応お嬢サマ。 笑えてくる。
「なーーに笑ってんの」
頬をつねられるが、痛くはない。
「俺ら…バカだよな…」