ちびっていうなや!!
「チビって、いやや・・・」

涙が流れる。

こう見えて、強がりで
人一番の泣き虫。


=素直なのだろう。


「稍に電話しよ・・・」



プルルルルルル・・・


『¨はい。¨』

「あ、稍?」

『¨あ、稍の姉です。¨』
「あ、稍に代わってもらえますか?」

『¨今、トイレに入ってるから、ちょっと待っててね。¨』


保留音がなる。

大塚愛のさくらんぼだった。


5分後−


保留音が止まった。

「稍ー、もしもし?」

『¨・・・梓?¨』

「そーそ。」

『¨なんで、こんな時間に電話してきてんねん。
学校は?¨』

「それは、こっちの
台詞やよ。
なんで、学校休んだん?」
『¨気分悪かったんやもん。
吐き気するし。¨』

「学校これるんか?」

『¨明日行けたら、
いくわ。¨』

「そか。」




そのときは、稍は
元気だった。
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