私の恋するギタリスト
ライブ

「ふんふふーん♪」

ココアくんのライブまでもうすぐ。

楽しみだなー

でも大阪とかあんまり詳しくないから

どうしよう…

自分から誘っておいて流羽に任せるのは

やばいし…

「有紗どうした?さっきから表情コロコロ変わってるけど?」

あ、流羽…

「んー、ココアくんのライブの場所調べなきゃなーって思って」

「あぁ、それ調べといた!」

「え?」

早すぎない!?

さすがだ…

「だって有紗に地図持たせたら確実に迷子なるでしょ?」

「う…」

確かにすごい方向音痴

「ほんとごめんね?
誘っておいて場所まで調べてもらっちゃって…」

「全然気にしなくていいから!」

にこにことほほえんでくれる流羽

こんな頼れるしっかりもののとことか

さりげなく車道側歩いてくれたりする流羽に

いつも心の中では感謝してる。

照れくさいから言えないけど。



これを言えば良かったと後悔することになるなんてこの時は思ってもいなかった。
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