え、高嶺の花が僕の彼女⁉︎

高嶺の花

「はよー」

「おお、裕おはよ」


永井裕の一日は大抵、兄貴の永井陽と顔を合わせることで始まる。

僕は高校生1年、陽は大学2年。

両親は共働きで、殆ど家にいない。

顔を合わせるのも月に片手で数えるほど。


彼らは家を荷物置き場くらいにしか考えていないのだろう。




僕はダラダラと食卓につき、陽が作ってくれたスクランブルエッグと炊きたてのご飯を牛乳で流し込んだ。


「お前、よく牛乳とメシ一緒に食えるな?」

「ほっとけ。」

お前と違って高校生だから朝は早いんだよ。

僕が皿を流しに下げたときだった。



ピンポーン
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