ねぇ、どうして君は【Second】
「さすがに、キツイな……」
自嘲的な笑いが零れる。
こうなることを想定してなかったわけじゃない。
もちろん覚悟くらいはしてた。
けど。
「さく、ら…」
想い続けてた女に、振られることほど辛いことはない。
『マナ君』
昔、そう呼んで俺の側にいてくれてた桜。
もう今じゃ「主任」としか呼ばなくなった。
苗字すら呼ばれない。
というか、再会してから名前自体を呼ばれていない。