俺の幸せの欠片

「―――っ!?」

彼女は驚いたらしく、歩みを止めた。


「なッ…なに?」

「君が可愛いなぁ~って思って。
ツンツンしているだけなんだよね?」


からかうと彼女はいつも面白い反応をしてくれる。

「そんなわけじゃないよ…。」


そう言い、彼女は恥ずかしいのか俺から視線をそらした。

俺はまた、からかいたくなる衝動を抑え、心の中でニヤニヤと笑った。

< 3 / 4 >

この作品をシェア

pagetop