インフィニティ(仮)

「そ、そうだね。」

僕らは外に出た。

そこはまるで雰囲気が変わってしまっていたアスガルドだった。

大地は燃え…

空は赤く染まり…

不死者達があふれている。



意外にもスルトが肉眼で確認出来る限り、一匹しかいない。

でも…あそこは僕の家の方向…!


「昴君!急いで!」


「はいはーい。」



僕たちはビフレストの前まで行き、走り抜けた。


「はあ…はあ。」


「昴君!もう少しだから頑張って!」


段々温度が上昇していくのが肌を通して分かる。

昴君の足取りが重い。


足元はふらつき、とうとう地面に倒れた。


「昴君!大丈夫!?」

僕は駆け寄り、昴君を揺さぶった。


揺さぶる時、左手が何かおかしい事に目がいった。


左手が腕を中心に紫色が広がっている。

昴君は唸りならが立ち上がった。


「だ…だいょうブイ!」


大量の冷や汗をかいてブイマークを突き出した。


「全然大丈夫じゃないよっ!」

見るからに具合が悪そうだ。


どうして急に…。


「今の君じゃあいつに勝てない。」

< 35 / 78 >

この作品をシェア

pagetop