幼なじみ
「いや、俺としては凄く助かったんだよ。
だから、お礼しないと気がすまないって言うか…。」

先輩がごそごそポケットから出したのは二枚のチケット


「これ
ケーキバイキングの無料券なんだ。女の子って甘いもの好きだって聞いたから…。」


有名なお店のチケット


こんなの高そうでもらえないよ


「でもっ…。」


「頼む。貰ってくれないかな?」


軽く頭を下げる萩原先輩…

根負けだ…



私はチケットを受け取った
先輩の顔が明るくなる


「よかった。
受け取ってくれてありがとう。」


それから
先輩とメアドを交換して私は学校を後にした
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