私の存在価値
あの子達と仲良くしないでよ




あの子達と話さないで




そんな言葉が少しずつ私の中に溜まっていき保育園に行くことが苦痛になっていった




どうしてみんなと仲良くしちゃいけないの?



毎日のように母に泣きながら聞き続けたそれなのに母はそれには答えてくれなかった



入園から1週間私は遂にみんなと同じ部屋にいることが出来なくなった



朝、保育園に行きクラスに入ることなくホールの準備室に通う日々ひたすら準備室から外を眺めみんなの遊ぶ様子を見つめ続けていた
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