君がくれた約束[続編]
―翌日
片瀬くんと顔を合わせ辛い気持ちと、又シュウの話題を知らない人の口から聞かないといけないんだと思うと、会社に行くのが憂鬱になる。
でも裕介との生活を不自由にするわけにもいかず、会社に行く。
「……おはようございます」
「おはようございます」
チラッと見える片瀬くんの姿に戸惑いを隠せない。
「……神田さん!おはようございます」
「あっ……おはよう」
そんな優しい目で見られるとズキンとする。
「なんか元気ないですね……。僕のせいなら気にしないでください。いつもみたいに笑ってくださいよ」
私が作り笑いをすると、片瀬くんは優しく笑って席に戻っていった。
私は少しだけホッとして、席に腰を掛けて今度はシュウの名前を聞く心の準備をする。
するとシュウの名前が聞こえ、すぐに耳が反応した。
「高山秀明、離婚したねー」
「あっ、そうなの?」
ここから想像の言葉が飛び交うんだ。
又、昔みたいに叩かれないでほしい……。
シュウのこと、悪く言わないで。
人の口からシュウを悪く言う言葉を聞くのは辛いんだ。
同僚達は会話を続ける。
「昨日ニュースでやってたよ」
「ふーん。早かったね。そう言えばさ……」