君がくれた約束[続編]
「もう一回言って」
「言わない」
「何よ、意地悪」
「…又、気が向いたら言うよ」
シュウに会いたい。
今まで会えなかった分、会いたいよ。
「…ねぇ、シュウ。今度の土曜日、泊まりに行ってもいい?」
シュウの返事を待つのが凄く長く感じる。
「いいよ」
「本当?」
「うん。じゃあ俺もそろそろご飯食べるから」
「うん。じゃあね」
電話を切ると、鏡を見て笑う。
シュウに会えるんだ。
久し振りにゆっくりとシュウに会えるんだ。
早く会いたいよ
―翌日
母親と一緒に家事をしながら言う。
「お母さん、土曜日、シュウの家に泊まりに行くよ」
「…お父さんには何て言うの?」
「うん…」
お父さんに言ったら絶対行かせてくれないよね。
少しの沈黙の後母親が言った。
「色々話す事もあるだろうし…。お母さんから言っておくわ。でもね、シュウくんとの事を続けて行くなら、いつかはちゃんと納得させなきゃダメよ?」
「うん…。ありがとう」
シュウとずっと一緒に居る為には、やらなきゃいけない事が沢山ある。
1つずつでいい。
ちゃんとしなきゃ…。