また、明日。



車を降りた父さんにびっくりしてた優羽だけど、家の中からお母さんを呼んで何とか話してるみたいだ。



僕が降りなくても大丈夫かな…



なんて迷ってるうちに父さんは挨拶を終えたみたいで、優羽お母さんと頭を下げあっているところだった。



あぁ…失礼なことしちゃったかな…



後先の事を考えて行動しないタイプの僕は、こういった類の後悔をすることが多かった。




そう、この時だって、迷わずに挨拶するために車を降りていればよかったんだ。




そしたら、優羽も父さんも救えたかもしれないのに。


< 31 / 56 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop