また、明日。
車を降りた父さんにびっくりしてた優羽だけど、家の中からお母さんを呼んで何とか話してるみたいだ。
僕が降りなくても大丈夫かな…
なんて迷ってるうちに父さんは挨拶を終えたみたいで、優羽お母さんと頭を下げあっているところだった。
あぁ…失礼なことしちゃったかな…
後先の事を考えて行動しないタイプの僕は、こういった類の後悔をすることが多かった。
そう、この時だって、迷わずに挨拶するために車を降りていればよかったんだ。
そしたら、優羽も父さんも救えたかもしれないのに。