この恋を叶えてはいけない
「どこ行くの?」
「秘密」
聞いても答えてくれなくて、
あたしはどこに連れて行かれるのか分からないまま、ひたすら歩く。
海の近くの木々を通り抜けて、
現れる塀の壁。
そこをぐるっと回って、小さな入口が見えた。
「ここ」
立ち止まって見上げた。
「…っ」
だけどその場所を見て、言葉を失ってしまう。
「入ろう」
「ぁっ……」
駿は再びあたしの手を引くと、その中へ入った。
そこは
小さな教会だった。