この恋を叶えてはいけない
 
「どこ行くの?」
「秘密」


聞いても答えてくれなくて、
あたしはどこに連れて行かれるのか分からないまま、ひたすら歩く。


海の近くの木々を通り抜けて、
現れる塀の壁。


そこをぐるっと回って、小さな入口が見えた。



「ここ」



立ち止まって見上げた。

「…っ」

だけどその場所を見て、言葉を失ってしまう。



「入ろう」

「ぁっ……」



駿は再びあたしの手を引くと、その中へ入った。
 



そこは

小さな教会だった。

 
< 149 / 326 >

この作品をシェア

pagetop