俺様副社長に捕まりました。
大切な人がいるといった時点でそういうことだろうと察したけど
それならそれでちゃんと説明してくれたっていいのに・・・・
私は益々イライラしたものの、
『私の大切な人です』といった時のやさしい声
私の胸をざわざわさせた。
結局、私は最後まで水沢さんとずっと一緒にいた。
なるべく彼を尊さんと呼びたくないから呼ばないようにしていた。

気が付けば車に乗り込む頃には日付は変わっていた。
時間も時間だから俺の家のゲストルームで寝たらどうだと水沢さんに
言われたが私はそれを拒否した。

とにかく一人になりたかったから・・・・

それからいつもと変わらの日々が続いた。
パーティーで着用したワンピースはその後専門のクリーニング屋にだし水沢さんに返した。
あんなことがあったのに相変わらず交換日記は続いてる。

その中身を読むたびに
どっちが本当の水沢さんなのか複雑な思いは募った。
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