俺様副社長に捕まりました。
ふとエプロンの裾を引っ張られていることに気がついた。
「ねーももちゃん。さっきの本当だからね!」
「え?」
「ももちゃんと結婚するっていったのあれ本当だからね~~」
「輝くん・・・」
「でも僕、スペースレンジャーレッドになって地球を守ってからももちゃんと
結婚するからそれまでまっててね」
輝くんは手を離すと大きな声でスペースレンジャーレッドと言いながら
変身ポーズで走っていった。

そんな輝くんをみて
笑みがこぼれた。
地球守ってからじゃ~私おばあちゃんになっちゃいそうなんだけど・・・と思ったけど
でも今はこのままでいいと思った。

そして輝くんの後を追う様にリビングへ戻ろうとしたとき
ポケットの中のスマホが鳴った。
相手は・・・・未来だった。


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