君と僕等を、繋ぐ線。









そんな秋との付き合いは、幸せでしかなかった。








オレも秋も家を出て一人暮らしを始めていたから、お互いの部屋を行き来するのも楽しい。








2人共、何もないところから想像力だけで形にするシゴトをしている為、どちらかの部屋でシゴトをする場合、背中合わせになりながら、何時間も無言で作業をする事もあった。 







互いに似た環境で、理解し合いながらシゴトが出来る事も幸せ。








だって、他の女ならこの無言の時間に堪えられるとは思えないし。








秋といる時間は、何をしていても楽しかった。








オレには秋しかいないんだと思った。
< 31 / 137 >

この作品をシェア

pagetop