金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!

右からも左からも後ろからも押されて揉みくしゃにされる。


何だか満員電車の中にいるみたい。


困ったなぁ。椿君どこにいるんだろう……。


つま先立ちして周りを見渡しても、椿君の姿が見当たらない。


「椿君!?」


あたしの声も周りの雑音にかき消されてしまう。


その時、ふいに手首を掴まれた。


「如月さん、こっち。一回抜けようか」


椿君はそう言うとあたしの手首を優しく引き、大通りを抜けた脇道に反れた。
< 228 / 405 >

この作品をシェア

pagetop