金髪の不良君とクラス委員をやることになりました!!

「朝陽……探しに来てくれたの?ありがとう」


お礼を言うと、朝陽はあたしではなく椿君を見つめていた。


椿君も朝陽を見つめている。


「如月さん、いつの間にか朝陽って名前で呼ぶようになったんだね」


「あぁ。俺ら付き合ってるから」


「そっか」


二人の間に漂う張りつめた空気。


「悠真、お前に愛音は渡せない」


朝陽ははっきりとそう言った。
< 282 / 405 >

この作品をシェア

pagetop