東京片恋専科。
彼女にベッドで寝てくれと言ってから、部屋の電気を落とす。


俺は随分ぬるくなってしまった、さっきのビールを持ってひとりベランダへ出た。

ビールを一口飲む。
まだ夜の風は涼しく気持ちがいい。

風を受けて冷静さを完全に取り戻し、急激にはずかしさがこみ上げてきた。


《これは完全にやらかした…》



ましてや元カレのことで悩んでる女の子相手に?

クラスメイトだし?







悶々とした気持ちをかき消すように俺は一気に残ったビールを流し込んだ。
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