小宮の隣・俺のモラル

慣れた手つきで、洋服を脱がせていく。

「イク時、俺の名前呼んじゃって…可愛い…。脚……少し開いて…?」

そう言うと、優しくキスを落とす。

「ちょ…小宮…お前……!!」

「するの。最後まで。」

信じられない。最後まで…って……。

「…ここ、慣れてないから…痛いと困るでしょ?少し…ほぐさないと……。」

「って!!!」

痛みが俺を襲う。
こんな痛いのに、無理だって!!

「力抜いて…。」

「っうぁ…!!いやだ…っ!!変っ!!」

今まで、感じたことがない…。
なんだ、この感覚。

「嫌じゃなくなるから…。慣れてくるから…。」

「うっ……ぁあっ!!」

「…由希は、ここがいいんだ?」

俺を見下ろす小宮の顔は、火照っていて、すごくいやらしい…。こんな小宮の顔は、見たことがない。

自分でも驚くくらい、変な声が出る。

「由希…ごめん……。入れたい…。」

「はぁ?!!」

入るわけねーだろ!
つーか、起ってるのか?!

「……俺のここ…こんなん…。」

「っ?!!」

「俺、由希が喘いでる姿みて、起つんだよ?…………ゆっくりするから……。」

女になった気分だ…。
痛みに耐えて、小宮の首にしがみついてるなんて…。
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