サイコーに幸せなお姫様。



「それは私も同じだよ?ツッチーがいなきゃ私は子供は諦めてたもん。陽と美姫は生まれてきてくれなかったかもしれない」



爽やかな風がふいてなおのゆるく巻かれた長い髪がなびく……



「こっちにもシャボン玉が飛んできた♪」



カメラをなおに向ける。



シャボン玉と笑顔のなお。



なんて綺麗な組み合わせ。やっぱ俺、なおのこと大好きなんだなぁ。



心ちゃんは三歳でかなり安定して歩けるけど陽と美姫はまだ若干安定してなくて



シャボン玉を追いかけながら芝生の上をコロコロとこけまくっている。



痛くないのか姫のように強く成長してくれているのか決して泣かないでゲラゲラ笑ってる。



優しい心ちゃんは転んだ陽と美姫の手をひいて立ち上がらせて汚れた服をパンパンときれいにしてくれている。




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