サイコーに幸せなお姫様。



私はタクシーに乗って


ツッチーのもとから去っていった。




次に会うときは…



友達として最後の日。




「…お客さん…?大丈夫ですか?」



タクシーの運転手の問いかけに答えられないほど…私は溢れ出る涙を止めることができなかった。



だけど…今度会うときは本当に二人の終わり。最後の時。



だから泣かないできちんと笑顔で伝えてから別れよう。



“ありがとう”



私みたいな女…好きになってくれて。



楽しかったよ。
幸せだったよ。



本当に



大好きだったよって…。




幸せになってねって…。






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