思春期ベリーライン
かくかくした消しゴムは、不器用な君の優しさの象徴。
冷たい瞳はまっすぐな気持ちの現れ。
笑った顔は、とびっきり。
ひとつずつ増えていく、わたしの中の君。
でも、まだ足りないよ。
もっと、……もっと。
「ああ、おはよう。市原」
えへへ、と思わずはにかむ。
君の隣ははずれじゃなくて、なにより素敵な当たりの席。
ストロベリーみたいに甘酸っぱい。
わたし、初恋のスタートラインに立ちました。
fin.
