引き金を引いたのは
「そっか!でも、絢音は本命がいるから問題ないっしょ!」

おおらかな萌恵が沈黙を破った。

「そうだよ!絢音にはカイくんがいるもんね!」

「今日バイトは一緒じゃないの?」

「可愛くメイクしたげよーか?」

それを皮切りに、みんなが声をかけてくれた。



「そう!今日バイトのシフト、カイくんと一緒なの!今日こそ一緒に帰るから!」





もう、気にしない。

成瀬は友達。

それ以上でも以下でもない。





ないはず。





第4話へ続く
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