隣の席の苦手なキミと
「遅くなってごめん。優香がなかなか起きなくて。」
南ちゃんがそう言うと、2人とも私に視線を移す。
「本当だ、眠そうだね、優香ちゃん。そうだ、俺と一緒に寝る?」
浜村くんがそう言うと、会津くんは浜村くんを叩いた。
「バカ、寝るわけねぇだろ。」
「なんだよー、そんなに怒らなくてもいいじゃん。ジョークだよ、ジョーク。」
会津くんと浜村くん……仲良いなぁ。
ボーッとしながらそんなことを思う。