隣の席の苦手なキミと




「……そんな、気にすんなよ。」



フォローを入れてくれる会津くん。




「気にするよ……っ!私、これでも女子なんだから……」




私がそう言うと会津くんは目をそらした。



「本当、気にすんなって。その…結構、か、可愛かったし……」



会津くんはそう言って顔を赤くする。




「……っ!」



か、可愛い……本当かな?会津くんがそう思ってくれたのなら嬉しいかも…



ドキドキと胸がなり、私も顔が赤くなる。




「そ、そろそろ部屋に戻るわ。」



会津くんはそう言って浜村くんを連れて部屋に戻っていった。




「う、うん…!バイバイ。」



私もそう言って南ちゃんと部屋に戻っていったのだった。




こうして、私たちの勉強合宿は幕を閉じたのだった。



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