隣の席の苦手なキミと




「ん?これ、白崎の?」



すると拾ってくれる会津くん。




「う、ん……っ…」



顔が赤いから、目を伏せてそう言うと会津くんは少し不機嫌そうになる。



「……返して欲しい?」



「うん…」



すると会津くんは私の目の前まできた。




そして、



「じゃあ、人の顔見て話せよ。」



会津くんの長い指で顎をクイッと上に上げられる。



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