隣の席の苦手なキミと




顔が赤くなるのを隠すように俯いてると会津くんはクスリと笑った。




「ほんっと、可愛すぎんな、おまえ。どれだけ俺を夢中にさせれば気がすむの?」



会津くんはそう言って私から離れる。




「あのさ、俺、ずっと我慢してきたんだよ。だから……」




そう言って会津くんは私の頬を触る。




「本当は今すぐ押し倒して襲いたい。だけど、とりあえず、キス、していい?」




会津くんにそう聞かれコクリと頷く。



そして会津くんは私の唇を奪った。



これが私のファーストキス。

好きな人と出来るなんて、幸せすぎる。




< 207 / 300 >

この作品をシェア

pagetop